数日ぶりじゃのう。
今週の学習会を心待ちにしているもりん爺じゃ。
さて、今回は「カキツバタの里親プロジェクト」についてお話していくぞい。
というのも、自然学習会では参加してくださった方に、湿原のカキツバタの種を配布しているのじゃ。そしてご自宅で育ててもらい、大きくなった株を湿原に移植する。
自分で育てたカキツバタが、湿原散策中に咲いているのを見ると、元気にしておるの〜!と嬉しくなるのう。育て、移植し、湿原が守られてゆく。守られたカキツバタから種が生まれ、また育て……と、良い循環を目指しておるのじゃ。
最終的に、カキツバタで真っ青だった湿原の景観を取り戻すのが目標じゃ!
今、茂林寺沼湿原はキショウブを始めとした様々な外来種に脅かされておる。
それを食い止めるために、年に2回、地元の皆さんとキショウブバスターズや清掃活動をして、キショウブやセイタカアワダチソウ、ツルマメなどの除去作業を行っておる。
おかげ様で少しずつ減ってはいるが、奴らしぶとくってのう!種も多いし育つのも早いし大きいしで、なかなか根絶までたどり着かんのじゃ。
天敵を減らすだけでは景観の回復には届かない。
しかし、在来種だから、綺麗だからと、湿原に関係のないものは植えてはいかん。実際、もともと茂林寺沼湿原に生息していないハナニラやルイジアナアヤメなどが増えてしまい、カキツバタなど湿原固有の植物が追いやられておる。
そこで!県や専門の先生の指導のもと行っているのが「カキツバタ里親プロジェクト」なのじゃ。
移植のようすは下の画像を見てほしいぞい。
この取り組みは、湿原に関わる人が増えてほしいという願いからも始まっておる。
どれだけ守りたくても、爺のしわくちゃで小さい手では限界があるのじゃ。でもその手が他の人へどんどん繋がっていけば、湿原を囲えるくらい大きな丸ができるかもしれん。関わるまではいかずとも、見てくれる人が多くなれば、その分湿原の力になるのじゃ。
自然学習会や里親プロジェクトを通して、多くの人に関わってもらえるように頑張っていくからの、応援してほしいのじゃ〜!
もちろん、イベントに参加してくれる方も大募集中だぞい!!!!!
学習会についてはこちらをチェックなのじゃ!
なんと、当日飛び入り参加もできるらしいぞい!