もりん爺のブログ

館林市非公認キャラクター「もりん爺」のブログ。茂林寺や茂林寺沼湿原の情報を紹介していきます。

5月の自然学習会が開催されたぞい!


今日は絶好の散策日和じゃったのう!みんな御馴染み、もりん爺じゃ。
さて、今日は茂林寺沼自然学習会に参加してきたぞい。講師は青木雅夫先生と、斉藤秀生先生じゃ。
地元の方や高校生さん、学生さんなど、全部で25人の人が参加してくれたのじゃ。


下の写真はカキツバタじゃ。「唐衣 着つつ慣れにし つましあれば  はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」の歌でも有名じゃの。


もう見ごろが過ぎてしまったかとひやひやしていたのじゃが、まだ綺麗に咲いておった。茂林寺沼に来そびれていた方、今が最後のチャンスじゃ!もちろんカキツバタの季節が過ぎても湿原の魅力はまだまだあるが、じじいの蝶ネクタイのデザイン元でもあるでな、推していきたいのじゃ。

クサレダマ(草連玉)も見つけたぞい。
この時期の茂林寺沼湿原の、中央園路左手沿いにたくさん発見することができるのじゃ。実は、他の場所ではなかなか見られない希少な植物なのじゃ。茂林寺沼では身近に見られる植物じゃから、ありがたみが薄れてしまうかもしれんがのう。今日先生からもお話があったがの、身近にたくさん見られるということは、軽視していい理由にはならん。
自然が良い例じゃが、それぞれがお互いに影響し合い、共存し、全体の環境を支えているのじゃ。小さな草や虫一つとっても、なくてはならない役割とドラマが詰まっておる。忙しいと忘れがちになってしまう根本的なことじゃな。たまには自然に包まれて、それを思い出すのも良い気分転換になると思うぞい。

 

先生が手に持っておるのはカサスゲとオニナルコスゲじゃな。


両方とも上に一際飛び出ている茶色の部分が雄で、下に何本か出ている薄い緑ぼ部分が雌のところじゃ。同じスゲでも様子がかなり異なるのう。オニナルコスゲの方はふっくらした実にとげとげがついておる。この中には一つ一つ花穂が入っているそうじゃ。

 

これはウキヤガラじゃ。


ぜひ触ってほしい植物なのじゃが、なんと茎が三角形になっているのじゃ。
茎自体しっかりしていて固いのでな、触ると一発でわかるぞ。先生は目隠ししていてもわかると仰っていたぞい。

 

茂林寺沼を散策した後は、カキツバタの植え替え作業じゃ!
今回は地元の方が里親になり、育ててもらった株と、大泉高校さんが研究し無菌環境で育てた株を移植したんじゃよ。


参加してくださった皆さんのおかげで、しっかり植え替えをすることが出来たのじゃ!
日当たりもよく、綺麗な水もある絶好の場所なんじゃが、実はここ、昨年までキショウブが猛威を振るっていた場所でのう。地元の方との地道な抜取り作業を経て、植え替えが実現したのじゃ。ここが来年、カキツバタで青く染まるのが今から楽しみじゃ!

今日は綺麗な虫も見つけたのじゃ。


斉藤先生によると、これはオオルリハムシという湿原にしかいない昆虫なんじゃそうじゃ。いやあ見る事ができてラッキーじゃった!

にしても今日は暑かった!これから夏に向けてどんどん暑くなるからの、熱中症には注意するのじゃぞ!

最後に宣伝なのじゃが、6月26日(日)に清掃活動とキショウブバスターズを開催する予定なのじゃ。
清掃活動は朝8時半から、キショウブバスターズは午後10時半から開始じゃ。
茂林寺沼のいたるところで見られるキショウブを撲滅するための大事な活動じゃ。ぜひ皆さんに参加して欲しいのじゃ。参加無料、申込不要じゃからの。ぜひ一緒に湿原を守れる