もりん爺のブログ

館林市非公認キャラクター「もりん爺」のブログ。茂林寺や茂林寺沼湿原の情報を紹介していきます。

「令和3年度第3回 茂林寺沼湿原自然学習会」が開催されたのじゃ!

春じゃな!!!!!!温かくなってきて元気いっぱいのもりん爺じゃ。
さて、今日は文化会館2階小ホールで「令和3年度第3回茂林寺沼湿原自然学習会」が開催されたんじゃ。今年度のまとめともいうべき3月の学習会での。コロナの影響で、なかなか幅広い活動ができなかった年じゃったが…。植物たちは変わらず色々な新しい一面を見せてくれた。それを再確認できる良い機会じゃった。

今回の学習会では
青木雅夫先生による「茂林寺沼とその湿原を巡る現状と課題」
大泉高校植物バイオ研究部による「令和3年度の活動報告(動画発表)」
地球工作所の斉藤先生による「茂林寺沼ポスター展示解説」
と、3本のお話を聞くことができたのじゃ。

 

青木先生の講演では、先日の研究会での発見と、茂林寺沼湿原で減少し姿が見られなくなってきているコウホネやナガバノウナギツカミについてのお話や、ミズニラについての研究結果をお話いただいたのじゃ。

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茂林寺沼ではよく見られる植物も、全国に目を向けると希少で絶滅の恐れがある地域も多い、というお話しが印象的じゃった。それだけ、茂林寺沼の自然は貴重なんじゃのう。

 

大泉高校の植物バイオ研究部の生徒さんには、いつも保全活動にご協力いただいておる。本当はこの学習会を発表の機会にしてもらえたらと思っとったんじゃが、コロナの影響でまだ部としての活動が制限されているらしくての、叶わなかったのじゃ…。

しかしじゃ!なんと今年度の活動を動画で発表してくれたのじゃ!

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そしてなんと、大泉高校植物バイオ研究部は、第16回SYDボランティア奨励賞において優秀賞を受賞されたそうなのじゃ!いやあ素晴らしいのう。茂林寺沼湿原の貴重な自然は、地元の方々やこうした高校生さん達の活動とご協力あってこそ、ここまで守られてきたものじゃ。その活動が評価されたというのは、嬉しくて躍り出しそうじゃ。

最後に、斉藤先生によるポスター解説じゃ。

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湿原の植物や昆虫、月に一度活動している茂林寺沼生物調査研究会の活動報告など、多岐にわたり解説してくださったのじゃ。
写真には映っていないが、外来種についての解説もあったのじゃ。むむむ、見慣れたくない黄色いヤツ…。キショウブとかいう…。こやつらもう葉を伸ばしているのじゃ。先生方や地元の方々、大泉高校の皆さんと何度も抜いてはいるんじゃがのう。来年度も戦いは続きそうじゃ。

最後に、ご参加くださった方にカキツバタの種と育成キットをお渡ししたのじゃ。来年、再来年と大きく育ったカキツバタをお迎えできるようじじいも祈っておるぞ。

来年度も引き続き、学習会や清掃活動、キショウブバスターズなど、湿原を守る活動を続けていきたいと思っておる。今までに参加していただいた方も、少しでも興味ある方も大歓迎なので、ぜひ機械があれば参加お待ちしているのじゃ!