ほっほっほ。みな熱中症には気をつけているかの?昆虫も好きなもりん爺じゃ。
今日は、自然学習会の一つ、昆虫調査隊が行われたのじゃ!その様子を紹介していくぞい。
さっそく湿原へ…の前に小さなお出迎えじゃ。ヌマガエル君じゃの。
水田に良く見られる小さい蛙なんじゃ。湿原前の草地には、バッタや蝶以外にもいろんな生き物がいるんじゃな。
湿原に入ると、いざ、昆虫調査隊出陣じゃ!
湿原のなかは県天然記念物の指定区域になっておるから、見つけた虫は持って帰れないのじゃが、その周りでなら昆虫採集ができるんじゃ。茂林寺沼は自然が豊かだからのう、今回もたくさんの虫を観察することができたぞい。
お、さっそく何か見つけた様じゃの。
これは……爺の老眼ではちょっと見えないがの、イトトンボを捕まえたようじゃ。イトトンボはその名の通り、他のトンボに比べて体がすごく細いのじゃ。こんなほそっこいトンボを見つけるなんて…おぬし、なかなかやるようじゃのう。
これは、参加した方々はおぼえているかの?羽を広げると、腹になにか模様があったのう。
この虫は……そう、エビガラスズメじゃ!湿原の杭に止まっていたのを、昆虫大魔王が見事に手に乗せていたのう。この写真からはわかりにくいが、お腹が赤、黒、白…とエビのように色がついていての、敵が来た時に驚かすそうじゃ。
これはシオカラトンボじゃ。
昆虫大魔王によるとな、なんと、シオカラトンボは、オスとメスで名前が違うそうじゃ!
シオカラトンボは、生まれた時は皆ムギワラトンボという名前での、体も黄色っぽい。そこから、成長したオスだけが白い粉をふいて、シオカラトンボと呼ばれるようになるのじゃ。いやあ、トンボと一口に言っても、いろいろな生態があるんじゃなあ。
湿原を抜ければ、いよいよお楽しみ、トラップの確認じゃ!
前日に講師の方々が、林にトラップを2種類仕掛けておいてくれたんじゃ。一つ目はバナナとペットボトルを使ったトラップ、二つ目はハンガーとライトを使ったトラップじゃった。うむ、おうちでも出来そうな組み合わせじゃのう!
さて、成果は……この通り!オスのカブトムシが何体かの他に、カメムシ等いろんな虫が入っておったわい!
前日に雨が降らなければ、もっと見れたかもしれないのう。昆虫調査は自然との闘い、運も必要なのじゃな。取れたカブトムシたちは、じゃんけんオークションで子どもたちにお持ち帰りされたぞい。
最後は広―い草地で、自由に虫取りじゃ!!!
子どもたちは元気いっぱいだったが、爺は…もう…足がへとへとじゃった。いやあ、若さとは、眩しいもんじゃのう…。
草地にはいろんな種類のバッタや蝶、蛾、虻などたくさんの昆虫たちが隠れておった。何かを網でバッと捕まえては、先生の元へ「これ何?」「捕まえたー!なんて名前!?」と聞きに来ておったの。
みんな、たくさん見つけられたようで爺も嬉しかったぞい!
今日も暑かったが、みんな水分をとったり塩飴をなめたりして、無事調査を終えることができた。たくさんの昆虫を発見した子どもたちの活躍に、拍手!じゃな!