暑い！！！！！！！！！
やあやあ、最近の暑さに語尾も乱れがちなもりん爺じゃ。
早くも梅雨明けと聞いて、もうビックリ仰天じゃ本当。雹も勘弁してほしいものじゃが、こんなにも雨が降らんと湿原がカラカラに乾いてしまうのう……。
さて、最近大きな変化が２つあったのじゃ。それをお話していくぞい。
まずはこのブログでも告知した、「茂林寺沼湿原清掃活動」と「キショウブバスターズ」の結果じゃ！なんと今回、約80人もの方が参加してくれたのじゃ！
参加してくださった企業・団体さんは、
アサヒ飲料㈱さん、足利銀行さん、年金受給者協会さん、群馬県立大泉高等学校植物バイオ研究部さん、関東学園大学RCV(地域活性協力隊)の皆さん方じゃ！
いやあ、こんなに大勢お手伝いしていただけるなんて、本当に嬉しかったのう。若者から大人まで、破竹の勢いでセイタカアアワダチソウやキショウブを抜いていってくれたのじゃ。
皆様のおかげで、中央遠路沿いのセイタカアアワダチソウや木道入り口部分のキショウブは姿が見えなくなっておる。今回作業していたところは、希少種も生息する茂林寺沼にとって大事な場所じゃ。皆様の活動で、湿原の貴重な自然が守られておるのじゃ。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございましたなのじゃ！
もう１つの変化は、湿原の木道沿いの葦刈りが進んでいることなのじゃ。
この時期の湿原は、葦がわさわさしているイメージじゃが、なんと今なら！葦を避けることなく、快適に散策できるのじゃ！もしかしたら、道がちょっと広く感じるかのう？
外来種が減ってさっぱり！道が通りやすくすっきり！ している茂林寺沼湿原は今だけじゃ。歩くときに耳をすませば、涼しげな葦の葉が揺れる音に混じって、虫や鳥のいろんな声が聴こえてくる。……ウシガエルなども鳴いているかもしれんがの！
ぜひ、近くにきたときには寄っていってほしいのう。
以下、虫の写真があるから苦手な人は気をつけて欲しいのじゃ。
湿原で見かける虫たちも、夏らしさが増してきたぞい。
この真っ黒なトンボは、ハグロトンボというらしい。この写真はちょうど羽が閉じているのじゃが、止まっているところを観察し続けると、４枚の羽をゆっくりと開いては閉じるのじゃ。飛んでいるところもちょっと他のトンボとは違っての、蝶のように羽をひらひらっと広げて飛んでいるんじゃ。
茂林寺にはいろんなトンボがいるが、中でも特徴的なトンボと言えるじゃろうな。
次に見かけた、というより聞こえたのはこやつじゃな。
これはシオヤアブというらしい。
耳元でブン！！！！と聞こえたから、すわハチかと思ったのじゃが、ハチにしては背中が伸びていてのう。もちろんハチの中には背中がしゃんと伸びている種類もいるらしいのじゃが、よく見ると羽が２枚じゃった。他に特徴的なのは後ろの白い毛じゃのう。
なんと、昆虫界の中でかなりの強さを誇っているようなのじゃ。爺が見たときは葉の間を飛んでいたり、写真のように止まっていたんじゃが、獲物を待ち伏せして後ろからガッと噛み付くらしいのじゃ。その獲物は様々で、スズメバチを食べることもあるそうなのじゃ！アブの中にも実力虫がいたんじゃのう。
捕まえようとしたり傍で暴れたりしない限り、人を襲うことはないようじゃ。
茂林寺沼湿原内でブン！！！！！という音が聞こえたら、まずは慌てず叫ばず、立ち止まってほしいのじゃ。このアブのように害の少ない虫ならいいのじゃが、湿原内にはスズメバチなどの危険な虫がいる可能性もある。まずは落ち着いて周りを観察して、威嚇音や羽の音が収まらないようであれば、ゆっくりその場から離れてほしいのじゃ。
虫の他に、蛇を見たという目撃証言もあるからのう。湿原は豊富な生態系を保つ貴重な自然じゃが、それは人間に無害な生き物も、害のある生き物もいるということじゃ。
多様性という一言には、たくさんの可能性が含まれておる。危険には備えて、自然を楽しんで欲しいのじゃ！
危険は何も虫や生き物だけではない……。実は最近、軽い熱中症を経験してのう。ちょっとでもおかしいな？暑いのに汗がでてないな？というようなことを察知できたら、すぐに涼しいところで水分塩分をとって休むのじゃぞ！なる前はあまり重く考えておらなんだが、実際軽くでも症状がでるときつかったからのう。頭痛や気持ち悪さで、ただ寝転んでいるだけでも大変だったのじゃ。もう氷枕を一生愛すぞワシは。エアコンもじゃ。ビバ文明の利器。節電しつつ、体調にも気を遣って夏をのりきるのじゃ！
ということで、今回はここまでじゃ！７月には昆虫調査隊が開催されるそうじゃ。ぜひ気になる方はお子さんと一緒に参加してみてほしいのじゃ！
