みんな元気かのう。梅雨はどこにいったんじゃろうと悩むもりん爺じゃ。
今日も日差しが強かったのう…。こうも暑い日がつづくと、昔の人が雨ごいをした気分が痛いほどわかる。恵みの雨を祈らずにはいられんわい。
さて、今日はお知らせがあるんじゃ。
毎年恒例となっておる、園路・木道沿いの葦刈が今日から始まったんじゃよ。
入口には看板も置いてあるぞい。これから作業する人を見かけると思うが、そばを通るときは周りに気を付けるんじゃぞ。
散策はできるから、安全に気を付けて楽しんでほしい。もちろん、熱中症にも注意じゃ!
楽しみといえば、散策していてうれしいことがあったのじゃ。
なんと、入ってすぐ右手にある見本園に、ノハナショウブが咲いていたんじゃ!
スッとした立ち姿に、ハッと目を引く上品な紫。日差しの暑さも吹き飛ぶような凛とした佇まいに、爺も思わず背筋が伸びたのう。
5月に咲いていたカキツバタとはまた違った美しさじゃ。ぜひ暑さ対策をして見に来てほしい。
もう一つ、涼し気な花を見つけたぞい。
これはミズチドリという花でな、群馬県では純絶滅危惧種に指定されておる。貴重な植物を見ることができるのも、湿原の豊かな自然と多様性があってこそじゃ。
この環境をできる限り守っていきたいのう。