爺じゃ。長らくご無沙汰じゃったの。
爺は相変わらず散歩しとるが寂しいのじゃ。
なにが寂しいっていうとじゃな、茂林寺や茂林寺沼湿原で遊ぶ子供たちがめっきり少なくなったからじゃ。
ちょっと前までは子供たちがよく遊んでおったもんじゃ。学校帰りに道草なんかしてたかの。
レンゲソウの首飾り、ヨシの笹船、タンポポの風車なんか作ったりしたもんじゃ。
だから、爺はもっと子供たちに外で遊んで欲しい気がするのぅ。もっと道草してほしいもんじゃよ。
爺は今でも道草しとるぞ。爺の道草は散歩で植物やら虫やらを見ることじゃがの。
そいじゃ、ちょっと紹介するかの。
春といったらスミレだのぅ。ほれ、タチツボスミレ(立壷菫)じゃ。
茂林寺の林の中でみられるぞ。
つぎにお姫様を紹介しようかの。ヒメスミレ(姫菫)じゃよ。数は少ないがのぅ。
色が濃ゆくて、小さくてかわいらしいのじゃ。むかしの婆さんを思い出すのぅ。
場所は秘密じゃがの、アリアケスミレ(有明菫)じゃ。
白くて可憐じゃのぅ。むか~しは、田んぼの畦でよくみたんじゃが、最近めっきり減ったのぅ。爺が知ってる場所のほかにもあるかどうか、探してみてほしいのぅ。
次はノウルシに似とるが、もっと小さいやつじゃよ。トウダイグサ (灯台草)じゃ。
畦道やしめった道端が好きみたいじゃの。駐車場近くでもみられるぞ。
こいつはカントウタンポポ(関東蒲公英)と思ったんじゃが、、、
どうもセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)との「あいのこ」みたいじゃな。
またあとで詳しく説明するかのぅ。
ほれ、白いタンポポもあるんじゃ。
また次回に続くのじゃ。