爺じゃ。
昨日は冬のような寒さじゃったのう。
今日はまだましじゃったが、風が強くてちょっと寒い感じもしたぞい。
昨日、茂林寺沼湿原は賑やかじゃったぞい。
大人と子供が入り混じって大勢でヨシを刈っておった。
どうやら市内の学校の先生と中学生のようじゃ。
総勢100人以上はいたじゃろう。
先生たち大人は湿原の中で刈り取りや草集めをして、中学生は束ねたヨシを運ぶ係のようじゃな。
ヨシの中にはノイバラが混じっているから、あちこちで「イテテ」という声が聞こえておったぞい。
先生たち大人でも、湿原の中のゆるい地面に足を取られて、長靴の中に水が入ってしまっておったようじゃ。
すごい量のヨシじゃな。
約２時間くらいの作業じゃったかのう。
作業した人たちの努力で、沼面がさらに見えるようになって開放感抜群じゃな。
画像の奥にある緑の帯は、北岸のコウホネ群落じゃ。
この群落は、長年茂林寺沼湿原を散歩しているこのわしでも、お目にかかったことがなかったんじゃ。
感動したぞい。
茂林寺から湿原に入るところから眺めても、とてもきれいじゃな。
本当に、作業してくれた人たちに感謝じゃ。
爺じゃ。
昨日、茂林寺沼湿原で清掃活動とキショウブバスターズがあったので参加してきたぞい。
おとといは昆虫調査隊があったから、２日続けてのイベントじゃな。
まずは清掃活動じゃ。
もう長いこと行われている活動で、茂林寺沼の自然を守る会が主催じゃ。
今回は、刈ったヨシの運搬がメインじゃった。
とても天気がいい中で、多くの人が頑張っておった。
ヨシ運びはなかなかの重労働じゃったな。
茂林寺の裏山に運んで保管。
年明けに地区のどんど焼きで使うんじゃ。
みんなのおかげでだいぶさっぱりしたぞい。
園路から沼が見えておるぞ。
そして、別の班は帰化植物のセイタカアワダチソウなどを抜いたんじゃ。
セイタカアワダチソウはちょうど黄色い花が咲いているところじゃった。
今や湿原に増えてしまって、なんとかせねばならんのじゃ。
植物の先生に指導を受けながら、みんな頑張っておったぞ。
清掃活動のあとは、キショウブバスターズじゃ。
キショウブの繁茂は、今湿原の中で悪影響が心配されているもののひとつじゃ。
今回は大きな株を狙ったんじゃが、根が大きく太くて、なかなか抜けん。
みんな苦労しておったぞい。
時間内にいくつか駆除できたぞい。
しかし、湿原にはまだまだキショウブの大きな群落があるから油断できん。
まだほんの一歩を踏み出したばかりじゃ。
湿原のきれいな環境を守るのは大変なことじゃ。
ぜひ多くの人に協力してもらいたいのう。
爺じゃ。
昨日、茂林寺沼湿原で今年２回目の昆虫調査隊があったんじゃ。
もちろんわしも参加してきたぞい。
あいにくの曇で肌寒かったが、子供たちは元気だったぞい。
なんと、わしの知り合いの昆虫大魔王が先生をやっておった。
さすがに昆虫のことに詳しいのう。
歩きながら昆虫の話をはじめ、湿原の状況を解説してくれたんじゃ。
みんな熱心に聞いておったぞ。
土手では昆虫の捕獲に挑戦じゃ。
木道の途中では、クモがバッタを捕虫しておった。
その後、湿原南の空き地でコドラート調査をしたぞい。
区画を区切って、土の表面に住む昆虫を探したんじゃ。
ゴミムシみたいのが見つかったぞい。
みんな一生懸命じゃ。
そのあとは、やや湿り気のある場所と湿った場所とで調査したんじゃ。
中にはオケラとかを見つけた子もいたぞい。
涼しかったせいかあまり昆虫は見かけなかったが、とてもためになるイベントじゃった。
次回の昆虫調査隊は来年出動の予定らしいぞ。
また楽しみに待つとするかの。
