爺じゃ
8月の茂林寺沼の様子のまとめじゃ
7月の終わりころに通路の草刈りが行われたのでかなり歩きやすい印象じゃ
8月の猛暑と雨の少なさから園路に水もなくなっておる
湿原内の水分も少なくなっていそうなので雨ごいでもしたいところじゃ
これは最近湿原で気になった写真じゃ
甲虫(マイマイカブリ?)の死体なのじゃが、小さなアリが群がっているのじゃ
ただそのアリたちが食べているのでなく砂や小石を咥えて持ってきているように見えてどうも気にかかったのじゃ
写真で見ても死骸の周りだけ小さな砂が集まっているのがわかるぞい
このようにアリたちが砂丘のように砂を盛っているのでまるで埋葬しているようにも見えたのじゃ
アリが獲物に土を盛るというのはよく観察される行動らしいが調べても明確な理由が分っていないようじゃ
巣の近くに腐敗した死骸があると嫌なので衛生観念から埋めているという説や、アリの動きで自然に周囲に集まってしまう説、フェロモンをつけて縄張りを主張している説、他の生き物にとられないように隠している説などがあったぞい
普段見慣れているアリじゃが実は不思議な生態をまだ隠しておるようで興味深いのじゃ
時期がお盆だったこともあってアリが死んだ虫の葬儀を行っているようで感慨深いきもちになったのじゃ
8月8日には昆虫の観察会が行われたのじゃ
このご時勢なので心配しておったが無事に開催されたのじゃ
たくさんのこどもたちが来ておったぞい
湿原のなかの虫は持ち帰れないが観察することはできるのじゃ
前回紹介した、この場所で見つけたホタルの話など聞くことができたぞい
とても暑い日なのでしっかり休憩をはさみながらじゃ
木道の道は幾分涼しく感じるのじゃ
メンガタスズメという蛾に出会たのじゃ
背中にドクロのような模様があるのが特徴として知られているぞい
「羊たちの沈黙」という映画のポスターにも登場していることで有名じゃ
林の中では事前に仕掛けたトラップの様子を観察したのじゃ
残念ながらオスは少なかったがメスのカブトムシなどは捕まえられたのじゃ
みんなでトンボやバッタも捕まえたのじゃ
最後には今回案内してくれた昆虫大魔王からセミのことがわかる下敷きのプレゼントがあったぞい