爺じゃ。
すっかり年末年始の空気になってしまったのう。
今月は湿原で「葦刈り」や「葦集め」が行われたのじゃ
「葦刈り」とは
湿原にたくさん生えている 葦 を刈ることで
様々なものに利用したり、湿原の環境や景観を守ったりすることじゃ
葦というのは↑の画像の園路の両側に生えている背の高い奴じゃ
冬になって枯れても直立不動で残ってしまうぞ
これを残しておくと春に地面から出てくる植物に日が当たらなくなってしまったり
枯れた葦が積み重なって湿原が陸地化してしまったりするのじゃ
この葦はいろいろなものにも活用できるぞ
「茅葺屋根」や「よしず」の材料になるのじゃ
古くから湿原のヨシを利用するための「葦刈り」が行われて湿原が今日まで守られてきた側面もあるのじゃ
今月、この「葦刈り」が茂林寺沼湿原でもおこなわれたぞい
背の高い葦が刈り取られて沼が見えるようになっておるぞ
だいぶさっぱりしたな
そしてこの刈りとった葦を集める「葦集め」も行われたのじゃ
地元の小中学校の先生やトレジャーガーデンやカルピスなどの企業、
年金受給者協会の方々などが大勢集まってくれたのじゃ
刈り取った葦をそのままにしておくとやはり春の植物の日をさえぎったり、
積み重なって陸になってしまったりするぞ
今回は大勢の人に来てもらえたので楽々じゃな
こうして集めた葦は館林市堀工町で1月14日に行われる「どんど焼き」
というイベントで活用されるようじゃ
「どんど焼き」はやぐらを組んでわらや葦を集めて火をつけて、お正月飾りなどを燃やして祈願するお祭りらしいぞ
地元の「どんど焼き」で茂林寺沼湿原の葦を燃やして祈願するのじゃ
会場は「堀工町ふれあい運動広場」で午後1時30分頃から開催されるようじゃ
興味があったら是非行ってみるとよいぞ
ではまたの