もりん爺のブログ

館林市非公認キャラクター「もりん爺」のブログ。茂林寺や茂林寺沼湿原の情報を紹介していきます。

泡を探すのじゃ

爺じゃ

最近は暑かったり涼しかったりで変化の激しい時期じゃのう

みんなは体調不良に気を付けるんじゃ

もっとも爺は元気に茂林寺沼湿原を散歩しておるがの

 

この間湿原を散歩していたら面白いものを見つけたのじゃ

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いつものように木道を歩いていると・・・

 

 

・・・

 

・・・

 

 

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植物にくっついているなぞの泡を発見したぞい!

 

よく見ると・・・

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 あちこちで見つかるんじゃ!

誰かがつばでも吐いて回ってるのかのう・・・

 

と思っておったが家で調べてみたら正体がわかったのじゃ!

 

これは「アワフキムシ」という虫の幼虫の巣らしいぞい!

泡の中で植物の液を吸って暮らしているそうじゃ

そしてこの泡はその虫の排泄物でできているらしいのじゃ

あまり気持ちのよさそうなものではないのう・・・

 

そしてなんとこの泡!

界面活性剤というものなのじゃ!

界面活性剤を簡単に説明すると、「洗剤と同じようなもの」と思ってもらえばよいぞい

 

この虫を食べるために肉食の虫がこの泡の中に入ると・・・

洗剤をかけられたのと同じようになって・・・

 

窒息死してしまうのじゃ

 

虫のおなかにある呼吸のための穴がふさがれてしまうようじゃな

アワフキムシ本人は尻尾でシュノーケリングのように呼吸しているらしいぞい

 

こんな虫がいるとはしらなかったのじゃ

改めて茂林寺沼湿原はまだまだ勉強になることでいっぱいじゃと感じたぞい

 

みなも泡を探してみるのじゃ!

 

またの

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自然学習会じゃ

先週の日曜日に茂林寺沼湿原の自然学習会が行われたのじゃ

湿原の植物を学習する会じゃ

今回のテーマはカキツバタの植え込みじゃったぞ

 

館林市は毎年市民にカキツバタの種を配っておるのじゃ

そしてそれを育ててもらって湿原のそばにある休耕田で育ててきたのじゃ

今回はそこから湿原内にカキツバタの株を帰していく試みをしたのじゃ

 

まずは先生の話を聞きながら散策するのじゃ

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湿原の植物について改めてよく知ることができたぞい

 

そして湿原へのカキツバタの株の植え込みをしたんじゃ

実はこの前に休耕田からカキツバタをみんなで持ち出す作業をしたのじゃが

爺は作業に夢中になりすぎて写真を撮れなかったんじゃ

バケツリレーのようにしてみんなで株を持って行ったのは楽しかったぞい

 

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あらかじめここを掘り返してカキツバタを植えやすくしていたんじゃな

長靴のぎりぎりまで泥や水につかっての作業じゃ

カキツバタのために我慢じゃ

 

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このまま無事に根付いてくれることを祈るぞい

初めての試みじゃから少し心配もあるがの

 

ではまたの

 

キショウブじゃ

 

爺じゃ

もう夏のような暑さじゃのう

爺は暑さに負けずに元気に茂林寺沼を散策しとるぞ

 

今日はカキツバタに似たちょっと迷惑な花の話をするぞい

最近の湿原ではこんな黄色い花が見られるようになってしまったのじゃ

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そして、これが近づいた写真じゃ

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色以外はカキツバタに似ておるが、これはキショウブといって本来この湿原にいない外来の生物なのじゃ

葉っぱの中央に筋が通っておるから葉っぱを見るだけでも見分けられるぞい

葉はカキツバタよりも硬く強い感じがするのう

そして大きさもカキツバタよりも高く育つのじゃ

そのせいで同じ環境で育つカキツバタの成長に必要な日光を遮ったり、スペースを奪っていったりしてしまうのじゃ

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これはキショウブの根を切り取って駆除した欠片じゃが、その一部からでもこのように芽生えてきておる、生命力が強いのじゃ

 

こんな強い外来植物が急に湿原に入ってきてしまうと、昔からいた貴重なカキツバタやほかの植物たちがいなくなってしまうかもしれん

最初に言ったようにキショウブは本来この湿原にいない植物なのじゃ

誰かがきれいだからと持ち込んでしまったのかもしれんのう

 

茂林寺沼湿原には貴重な植物がたくさん暮らしておる

そういった植物たちが時にカキツバタの花のように散策する人々を楽しませてくれたりするのじゃ

でも一度いなくなってしまえばまた戻ってくる保証はないのじゃ

 

爺は皆が湿原に手をつけないでそっと見守ってくれることを願っておるぞ

それではまたの

 

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カキツバタの季節じゃ

少し久しぶりになってしまったのう

爺じゃ

最近の茂林寺沼湿原は

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こんな感じになっておるぞ

ひと月前は膝よりも低かったヨシじゃったがだいぶ伸びてしまったのう

前みたいに園路から沼を見晴らすのは難しそうじゃ

 

そのかわりに・・・

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カキツバタがきれいな花を咲かせてくれる季節になったぞい

これは木道沿いで撮った写真じゃが今年は園路沿いにもチラホラ見つけられたのでぜひ見てみるのじゃ

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大きなパラソルのようなつぼみが咲くのを待っておるのじゃ

下にあるのはカサスゲの穂じゃな

これも去年より湿原全体に増えておる気がするのじゃ

やはり湿原が去年よりもよく潤っておるのかもしれんのう

これからが楽しみじゃな

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しかし元気になったのはカキツバタばかりではないようじゃ・・・

すこし迷惑な「あやつら」も増えてきておる・・・

「あやつら」については次回で紹介するぞ

ではまたなのじゃ

 

 

湿原が潤ってきておるぞ

爺じゃ

四月ももう中頃じゃな

もう春を通り越して夏のような暑さになってきたのう

 

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湿原のあちこちにつくしが出てきておるぞ

春の味覚として有名じゃな

茶碗蒸しに入れることもあるらしいの

 

この間見かけたのじゃが、湿原の中に入ってつくしを取るのはNGじゃぞ

すぐ近くの川の土手にもたくさん生えておったからそちらから取るとよいかもしれんの

 

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この頃の茂林寺沼湿原はかつてないほど潤ってきておるぞ

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湿原の植物たちも喜んでいることじゃろう

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園路まで水が来ているので木道が大活躍じゃ

しかしこの木道、見るたびに長さが伸びていると思うのは気のせいかのう

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茂林寺川に出る方も水浸しじゃな

この木道も長さがどんどん伸びている気がするんじゃ

 

これからの湿原の姿に期待じゃな

 

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