爺じゃ
最近は暑かったり涼しかったりで変化の激しい時期じゃのう
みんなは体調不良に気を付けるんじゃ
もっとも爺は元気に茂林寺沼湿原を散歩しておるがの
この間湿原を散歩していたら面白いものを見つけたのじゃ
いつものように木道を歩いていると・・・
・・・
・・・
植物にくっついているなぞの泡を発見したぞい!
よく見ると・・・
あちこちで見つかるんじゃ!
誰かがつばでも吐いて回ってるのかのう・・・
と思っておったが家で調べてみたら正体がわかったのじゃ!
これは「アワフキムシ」という虫の幼虫の巣らしいぞい!
泡の中で植物の液を吸って暮らしているそうじゃ
そしてこの泡はその虫の排泄物でできているらしいのじゃ
あまり気持ちのよさそうなものではないのう・・・
そしてなんとこの泡!
界面活性剤というものなのじゃ!
界面活性剤を簡単に説明すると、「洗剤と同じようなもの」と思ってもらえばよいぞい
この虫を食べるために肉食の虫がこの泡の中に入ると・・・
洗剤をかけられたのと同じようになって・・・
窒息死してしまうのじゃ
虫のおなかにある呼吸のための穴がふさがれてしまうようじゃな
アワフキムシ本人は尻尾でシュノーケリングのように呼吸しているらしいぞい
こんな虫がいるとはしらなかったのじゃ
改めて茂林寺沼湿原はまだまだ勉強になることでいっぱいじゃと感じたぞい
みなも泡を探してみるのじゃ!
またの